もしも昔に戻れたら。
オタクとしてはよくある妄想ですが、実際に中学生時代に戻ってしまったらどうする?
この漫画は、もしそんな状況に陥ったら一体オタクはなにをして生きていけばいいのか。
そんなことをリアルに考えさせられる内容になっています。
ま、あくまでコメディなんですけど、共感できる内容が多かったので紹介させていただきます!
どんなお話?
コミュケの帰り道の駅。
事故で電車に轢かれたはずが、気付くと1日前に戻っていた。
その現実が受け入れられないまま主人公〝はとこ(30)〟は昨日と同じ行動を送りながらも電車事故を回避。
しかし2度目の死を迎える。
死んだあと見られてはいけないBL同人誌。
死ぬ前に読みたいBL同人誌!!
だが読めないBL同人誌!!!
そしてまさかの3度目の死で、はとこはなんと1996年(中学生時代)に戻ってしまったのだった。
感想
アラサーオタク女子狙い撃ちの漫画ですね!
特に昔絵を描いていたことがある人、そしてBL好きには超絶共感できる内容になっているのではないでしょうか。
この漫画で面白いなと感じたのは、まず根暗だったはとこの中学時代からコミュ力が上がっていること。
オタクは働いて資金を確保しなければなにも買えない。
実際はとこはバイトしてお金を稼いでいて、その経験から多少人付き合いとかのスキルはアップしている。
僕も実際今のこの状況で中学時代に戻ったら、もう少し人と話せるのかなとか考えさせられました。
接客業もやっているし、言葉遣いも違うんだろうなーと。
また中学時代は妙に襟足とかもみあげ、前髪が長いほうがかっこいいとか勘違いしていた時期なんですけど、戻れたら確実にはとこのように髪を切っているだろうな。
それにしても、中学時代に戻ったらはとこのように、今まで買ってきたお気に入り漫画やらがまったく見られない状況に陥ってえらいことになりそう。
僕がこの漫画で一番「やべぇ」と思ったのはこのシーン。
ツイッターのしがらみも
まとめサイトの巡回も
にこにっちゃん動画のランキングも
ようつべも
ペキシブも
スマホも
なんもかんも
全部
無いや
どうやって生きてたんだ
はとこ本人はこの時アホ面だったんですが、僕がこれを考えると過去に戻るのが恐怖で仕方がない。
中学時代なんてネット繋いでなかったし、携帯は着うたが出始めた時代。
YouTubeなんてあったっけこの時。
全然わからない。
ほんとどうやって生きてたんだろ。
あー怖っ。
そういえば昔、堂本剛くんが主演していたドラマで、1月1日を迎えられずに1年を無限ループするってやつがあったんですよ。(19年前)
『君といた未来のために 〜I'll be back〜』ってドラマ。
あれ思い出しました。
もし中学生に戻れたら、このドラマのように自分でヒット商品を生み出すなんてことも可能になるのかな、とか。
今の知識や記憶でラノベ書いたら大賞獲れるんじゃね?とか。
まあそんな妄想も捗りますね。
さいごに
はとこのこの状況でのポジティブさには脱帽。
自分だったらやはり発狂もの。
でもすごく共感できて、テンポもいいからすごく読みやすい。
最初にも述べましたが、女性のオタクさんならこれは読むべき。
もちろん男性でも十分共感できますので、一度自分が中学生になっちゃったらとか考えてみるのはどうでしょうか。
すごく楽しませてもらいました。
2巻楽しみにしています!!