一眼レフカメラを買って旅行!
わたしも一眼レフカメラに手を出したきっかけがこれでした。
しかし当時初心者だったわたしはレンズ選びに一度大失敗したことがあり、撮りたい写真が思うように撮れないことがありました。
レンズの特徴や、APS-Cサイズ(フルサイズ以外)の焦点距離などをしっかり勉強しておかないと、せっかくの良いカメラが宝の持ち腐れになってしまうこともあります。
この記事では、旅行でのレンズはどんなものを選べばいいのか初心者向けにわかりやすく解説していきたいと思います。
レンズにはどんな種類があるの?
一眼カメラのレンズはすごく大きく分けて4種類あります。
- ズームレンズ
- 望遠レンズ
- 単焦点レンズ
- マクロレンズ
もう少し細かくジャンル分けできるのですが、今回は初心者向けにこんな感じで分類します。
ではこれから旅行に使えるだろう3種類「ズーム」「望遠」「単焦点」レンズの特徴をお伝えしていきましょう。
ズームレンズ
デジカメで言うと、光学3倍ズームとか5倍ズームができるレンズのこと。
商品名に「24-70mm」「24-105mm」などと表示されています。
全身を撮影したり、顔をアップで撮ったりと割となんでも撮影できる万能レンズです。
これ一本でなんでも撮れる
正直カメラを始めて間もない方には、このズームレンズをおすすめします。
特に家族旅行などの複数人で行く旅行で、建物や人物を撮りたい場合は重宝します。
基本的にズームレンズは24mm等の広角側から撮影できるため、肉眼で見ているもの以上の開けた状態の空間から撮影することができます。
なので大きな建造物全体を撮影したい場合や、狭い空間でも複数人をフレーム内に入れて撮影することができます。
また3倍から5倍程度のズームができるので、若干ですが離れたものに近づいて撮影することもできます。
APS-C・フルサイズ対応。Canon、Nikon、SONY用。
ボケの量が少なめ
ズームレンズは「F値」というものが少し高めです。
F値が低いレンズほど背景がボケるのですが、背景が消し飛ぶほどめっちゃボカしたい!
という方には満足できない可能性があります。
といってもF2台でも十分に背景ボケは期待できます。
高倍率ズームレンズ
ズームレンズの中には、このような高倍率ズームレンズなるものが存在します。
APS-C専用。Canon、Nikon用。
望遠レンズ
主に飛行機や月、スポーツ選手を撮影するのに長けた、その名の通り遠くのものを写すためのレンズのこと。
ズームレンズと2本持ちするなら良いのですが、これ1本だけ持っていって撮影するなら、旅行には不向きです。
焦点距離に注意
あくまで遠くのものを撮るレンズです。
多くの望遠レンズは「70-200mm」「100-400mm」などになっており、最初から3倍から5倍ズームされた状態から始まります。
どういうことかと言うと、3メートルほど離れた被写体を撮影するとしましょう。
普通のズームレンズなら全身が入るのに対し、望遠レンズはファインダーを覗くとその人の顔がアップに・・・。
後ろは行き止まりだとそれ以上下がれないので名物スポットと一緒に撮影できません。
重い・・・
望遠レンズの重さは様々ですが、良いものになると1kg超えは当たり前、高倍率だと2kg~3kg程度のものまであります。
軽くても700gなどでそこそこ重いです。
カメラボディ入れると2~3kgくらいになるなんてことも。
2Lペットボトルを首にかけて歩き撮影するようなものですね。
なかなか厳しい・・・
最短撮影距離に注意
レンズすべてには「最短撮影距離」というものがあります。
これがどういうものかと言うと、このレンズは被写体から◯cm以上離れていないとシャッターがおりてくれないよというもの。
通常のレンズであれば長くて50cmとかで済むんですが、望遠レンズは90cmだったり長いと2m近く離れないとシャッターが切れません。
望遠レンズによってはそもそも人物撮影に向かないものも存在します。
購入の際はこれを確認しましょう。
おすすめ望遠レンズ
APS-C・フルサイズ対応。Canon専用
わたしも現在愛用しています。AF(オートフォーカス)が爆速です。
APS-C・フルサイズ対応。Canon、Nikon、SONY対応
単焦点レンズ
簡単に言うとズーム機能がないレンズ。
いわゆる使い捨てカメラとかチェキなどのように撮影者が自分で動いて構図を決める必要があります。
背景がよくボケる
難しい説明は省きますが、単焦点レンズは背景をボカすことに優れています。
背景がボケ過ぎるので、どこで撮ったかわからないこともしばしば。
そんな場合はF値を上げて撮影しましょう。
軽い!
とにかく軽い。
一般のズームレンズが500g~700gに対し、単焦点レンズは100g台からあります。重くても300g台なので取り回しがしやすい点でも嬉しい。
単焦点レンズの弱点
単焦点レンズはキレイな写真が取れる代わりにデメリットもあるので、詳しく解説していきます。
わたしも失敗したのでよく確認しておいてくださいね。
顔・バストアップばかりになる可能性
これはこれでいい写真なのですが、50mm以上の単焦点レンズで人を撮る際は、被写体から4m~5mくらいは離れないと全身映りません(縦撮りで)。
単焦点レンズはズームができないため、被写体との距離を自分の足を使って決める必要があります。
なので撮りたい場所が広い空間ではない場合、すべての写真が顔やバストアップになるなんてことも。
巨大スポットと人物を同時に写すのが難しい
望遠ズームレンズと一緒です。
たとえばですが、ディズニーランドでシンデレラ城と家族を一緒にフレーム内に収めたいという場合。
極端に言うとこの位置からじゃないと、人とシンデレラ城全部入りきりません(焦点距離80mm)。
これは横向きですが、縦撮りでもだいぶ離れないと厳しいです。
ディズニーのような広い敷地だからこそ、ここまで離れられますが、焦点距離50mm以上の場合、スカイツリーなどの巨大スポットの真下まで来て全体を写しきるというのは至難の業でしょう。
このような撮り方をしたい場合、30mm程度の広角単焦点レンズが必要です。
2人以上の撮影時の設定
単焦点レンズの強みの一つは背景のボケであると説明しました。
しかし、人物を2人以上入れて撮りたい場合、あることに注意しなければなりません。それは、
2人が横に並んでいるか
ということ。
わたしも最初は失敗していたのですが、単焦点レンズはピントが合っている部分以外ボケてしまいます。
被写体の顔が少しでも前後にズレていると、ピントを合わせた人以外はボケボケに・・・。
これを解消するには、被写体全員をキッチリと横に並ばせるか、F値を8くらいまで上げてやる必要があります。
前列がしゃがんで後列が中腰の写真ってけっこう撮ると思うんですが、単焦点レンズではその点を注意しましょう。
おすすめの単焦点レンズ
Canon専用。APS-C・フルサイズ対応
とにかく安く、初めての単焦点におすすめなレンズ。
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APS-C専用。Canon、Nikon、SONY、ペンタックス対応
画質に拘るならこれ。SIGMA最強の解像度「Art」レンズはいかがでしょうか。
まとめ
旅行にはズームレンズを1本用意しておくのが無難でしょう。
おすすめなのが上で紹介した「高倍率ズームレンズ」です。
こちらであれば、例えばディズニーのショーを近くまで寄って撮りたい時もこれ1本で済みますし、引いて撮りたい時もこれだけでOK。
望遠まで撮れるのに、望遠レンズよりも圧倒的に使いやすいかと思います。
また、単焦点も軽いので用意しておいてもいいかもしれません。
とにかく綺麗に写るので、写真がきっと楽しくなるでしょう。
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