Vカツという「VTuber支援サービス」を知っているだろうか。
IVRという「VRカノジョ」などを手がけているVRゲーム会社が制作している、無数と言っていいほどの自由度の高いキャラメイクをして、自分だけのキャラになりきることができるようになるソフトだ。
そんなのどうせお高いんでしょ?
と思った方はご安心ください。
料金はなんと “無料”
なんと太っ腹なのだろう。
ViveやOculus Rift等のVR機器が必要になりますが、それでも初期投資としては相当安いのではないでしょうか。
今回わたしはそのVカツのテスターに応募し実際にプレイしてみました。
Vカツに必要なPCスペック・機材
Vカツ | |
対応VR機器 |
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スペック |
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ちなみにキャラメイク自体はVR機器がなくても可能!
ダウンロード方法
Steamにて無料配信中です!
公式配信前のテスターで遊んだ方はダウンロードする必要はないようで、そのまま以前のものを使用できます。
画面を最大化する方法
普通に起動するとかなり小さいサイズでVカツが起動されます。
その場合は「Shift」キーを押しながらVカツを起動することで画面コンフィグが表示されます。
4Kディスプレイの場合は対応していないため若干小さく表示されます。
Vカツでどんなことができるの?
この動画で行っていることができるのですが、、
多彩なキャラメイク
まずはキャラメイク!
身長や体型、髪型はもちろん、目の形などかなーり細かく設定できます。
一度データを失ったら2度と同じものを作り直すことは不可能に近い。
今回はわたしのキャラを試しに作ってみました。

パーカーをかぶっているものはなかったので普通に学校にいる姿みたいな感じです。
いかがでしょうか。
作ったキャラは保存できるため、細かな修正を行っていくこともできます。
また1キャラだけではなく何人も作成できるので楽しい!
VRで自由に動ける
VRヘッドセットを持っているなら、「Vルーム」にて作成したキャラを自分自身のように動かすことができます!
Vカツをついに体験! とりあえず自分のキャラっぽいものを作成して動かしてみました! めっちゃかわいい!#Vカツ pic.twitter.com/EMtAlohiJ2
— MiD(ミッド) (@mashironote) 2018年7月30日
トラッキング精度も問題なし。本当に自分の手のように動かすことができます。
コントローラーを駆使すれば「グー」「チョキ」「パー」もできるのでじゃんけん大会できるね!
表情切り替え
実はヘッドセットを被った世界では、数十種類といった表情セットが画面内に埋め尽くされています。
それを選択することにより感情あるキャラとして配信することができます。
Riftもそのうち実装されるかと思いますが、Viveではコントローラーにてショートカットで切り替えができるそうです。
VルームでのViveコントローラーのタッチパッドの表情ショートカット一覧 pic.twitter.com/GCnknsEOYi
— V☆カツ (@vkatsu_project) 2018年7月29日
衣装切り替え
衣装が10種類以上用意されているので、自分で作った衣装以外にも簡単に切り替えできちゃいます。
切り替えまでのタイムラグは1秒あるかどうか。全然実用範囲内です。
リップシンク(口パク)
これができないとVチューバーとしては致命的ですがご安心を。
マイクと連動して口パクしてくれます。
ブラウザ閉じてやったらぬるぬる動けるようになったしリップシンクもできた #Vカツ pic.twitter.com/yTsYIeiax8
— かいだこ (@kaidako) 2018年7月28日
Vカツで美少女になったワイやで#Vカツ
ベータ版ってこともあってトラッキングとかまだ甘い感じのとこあるけど、これは楽しい。
口の動きはなんか喋るとマイクが拾ってリップシンクしてくれるのは驚いた。 pic.twitter.com/5NJtvdDAAg— KOHEY (@KOHEYENG) 2018年7月24日
背景クロマキー切り替え
クロマキーを使用することで、以下のように背景画像を変えることも可能。
「OBS」などの知識が必要になるかと思いますが、これらを駆使することによりゲーム配信なども可能に?

OBS + PSO2 + Vカツのキャラメイク画面でクロマキー
次はVルームを使用してテスト予定バーチャルアークス!!#Vカツ pic.twitter.com/PqkfSo11p8
— リリアン@チョコミン党 (@lillian90045) 2018年7月21日
Vカツでバーチャルfreestyle DJデビューできました!
Track: Bassline Soldiers / Spoon (Baby's Back)
もうちょっと操演に慣れれば小一時間DJしても大丈夫そう。普通にVルームモードにクロマキーありました。初回のVルーム起動時にメニューが出ないことがある様子。#Vカツ #hardstyle #freestyle pic.twitter.com/To9VyEn1rh— DJ SHARPNEL@VRDJ (@sharpnelsound) 2018年7月22日
VカツをOBSでキャプチャーしてクロマキー合成できたけどVRヘッドセットを装着したままコンソールゲームをやるのは不可能すぎるし何とかしたい pic.twitter.com/ViT17aeLwI
— 有馬テクヲ⛺ (@Armatek) 2018年7月29日
「ニコニコ立体」にVRM形式のデータを投稿
こちらは有料5,000円とのこと。8月末に対応予定らしいですね。
「キャラクターチケット」というものを5,000円で購入すれば、VRM出力を何度でも行うことができるらしい!
これでVRチャットできるとずいぶん楽になりそうやなぁ。
まとめ
これが無料だと・・・!
どうかしてるぜ!(褒め言葉)
キャラメイクはめちゃんこ楽しいですし、自分だけのオリジナルVRキャラをこれだけ簡単に作れるようにしてくれたIVRさんには拍手を送りたい

このソフトのおかげでVチューバーになる敷居がぐんと下がったのではないでしょうか。
機材はグラフィック性能に優れたPCとVR機器だけ。
3Dキャラの全身VRキャラデザイン、トラッキング機器など合わせたら100万円単位かかるという話も聞くので、これだけできるものが無料とはまったく恐れ入る。
最初の方でも言いましたが、「Vカツ」はキャラメイクだけならVR機器がなくてもできます!
ヘッドセットをお持ちでない方も、キャラメイクを試してみて動かしたくなったら導入を考えるのもいいかもしれません。
今後は法人向けにスマホ対応なども行われる予定で盛り上がっていきそうです!