うん。瀧波レモン(23)が好きすぎてやばい。
さて今回読んだのは、「E-ROBOT」「ラブラッシュ!」などを描いていた山本亮平先生の新作『早乙女姉妹は漫画のためなら!?』。
新人漫画家の主人公・早乙女モブユキと、それを取り巻く姉・ノアンと妹・カノン。
弟(兄)のことが好きすぎる早乙女姉妹たちのラブコメディなわけですが、これは読んでいて楽しかった。是非みなさんにこの作品を共有したい。
早乙女姉妹は漫画のためなら!?
姉と妹の全力ご奉仕コメディ!! 新人漫画家・早乙女モブユキ(16歳)は『週刊 少年ジャンプ』でラブコメを連載中。その超崖っぷちな連載をサポートするのはモブユキの2人の姉妹。包容力抜群で超優しい姉・ノアン(18歳)と、実はお兄ちゃん大好きな妹・カノン(14歳)は、漫画のクオリティアップのためなら、キスから目隠しくすぐりまで、体を張ってサポート!! 早乙女姉妹のご奉仕でモブユキの漫画を無事ヒットに導けるか!?
姉ノアンと妹カノンは弟(兄)であるモブユキが好きだ。
ノアンはモブユキに積極的アピールをし、カノンは過剰すぎる姉のスキンシップに注意するが、結局自分もそれに乗っかっていくパターンが多い。
そして新人漫画家である主人公モブユキはお年頃な16歳なだけあって、姉たちのコミュニケーションに赤面するのだ。
しかし血のつながっている実の家族(のはず)なので、女性として認識しているというよりはただ単に恥ずかしがっているというイメージだ。
しかし姉妹側は違う。
そう、ガチなのだ。
漫画の原稿のためなら文字通り一肌脱ぐ姉妹たち。キスシーンの表情が描けないから(なぜか)モブユキの〇〇を〇〇する姉妹たち。
姉妹のやることがすべて作者わかってんなーというグッジョブ感満載な内容になっている。
担当編集がかわいすぎる
漫画家ということで当然担当編集者は出てきますが、最初は普通のおっさん編集。しかしこれもグッジョブ。
なんと4話から担当替え。
登場したのは瀧波レモン23歳! 血まみれでファミレスに現れるというやべぇ奴感満載の初登場でしたが、実際はもっとやべぇ奴でした。
顔と体は美人、しかし思考はおっさん。
姉と妹(2次元)をこよなく愛するオタク系編集だったのだ。
家にレモンを招き打ち合わせをした時も、現実と2次元は別だといいながらの即落ち2コマは素晴らしかった。
姉妹たちとこの編集レモンのバランスが絶妙。
モブユキと姉妹のスキンシップを見ながら(*´Д`)ハァハァしているレモンと、美人でスタイルがいいのを見て嫉妬する妹カノンの兄に対する愛もよく表されているように感じる。
正直この6話のレモンがトイレに入った時のラスト数ページを描いた作者は天才だと思う。
最後の「※スマホを持っています」でほんと草

コメディ漫画として抜群!アンジャッシュ展開は見事
間違って編集レモンからの兄の電話を取ってしまった妹カノン。
このすれ違いコントのような5話は見事。
カノンのかわいさが抜群に表れていました。「この人とんでもない変態だよ・・・!」と内心思いながら自分はその時もっと凄いことをしている自覚がないというアレ。
この電話のやり取りの一連はコマ割りがうまいのか、すごく会話のすれ違い感が出ていたんじゃないかと。
2人の焦る会話と、ラストの落ちには笑わずにはいられない。
単行本のみに許された〇〇券
この記事では事情により紹介していませんが、この漫画〇〇券が発行されています(わかる人だけわかればいい)。
もう一度言います。登場している女性すべて(4人)の〇〇券が発行されております。
内容だけでも笑えるコメディで十分満足ですが、いいオマケもついているという。。。
ほんと絵もかわいく、登場する女性キャラはみんな特徴あって読んでいてまったく飽きないお話になっているので、ぜひお手に取って読んでもらいたい。
