あまり外で音楽を聴かないということで、ポータブル環境からPCオーディオに移行し始めた僕。
ということで先日HP-A4というヘッドホンアンプを購入したのですが・・・
ついでといってはアレですが、どうせならとお高いヘッドホンに手を出してしまった。
あのオーオタたちも認める名機、ゼンハイザーのHD650だ。
価格はヘッドホンとしてはミドルクラスになるのでしょうか。上には上がいるのですが、普通の人はまず買わない価格です。
そこまでの価値があるのか。今回は開封レビューをしてまいります!
開封の儀!
こちらが箱なんですが・・・
めっちゃでかい!!!
画像ではわからないかもですが、高さ30センチ以上あります。
スペックは以下のとおり
周波数特性:10~39,500Hz
インピーダンス:300Ω
本体重量:約260g
感度:103dB
ケーブル形状:両だし、3m、着脱可能
プラグ形状:6.3mm、ストレート型
製品自体は10年前くらいから販売されていますが、昔とパッケージが変わり、ハイレゾ音源対応のマークが付けられました。
箱を開けるとこのような黒い物体が現れました。
この箱自体がめっちゃ頑丈そうで、開閉のアレが金属・・・。
蓋を開けるとスポンジで覆われた650ちゃんが!
この下のグレードのHD598なんて中はプラスチックなのでその扱いの差は歴然。
おいおい、このパッケージに金かかってるんじゃあないのかい(*´ω`*)??
付属品
・本体
・説明書
・保証書
・3.5mm変換アダプタ
この変換アダプタ昔と変わりましたかね。
昔見たブログと違うような気がしました。
外観
第一印象はスタイリッシュ。
重厚感がありそうだと思ってましたが意外とそうでもない。悪い意味ではなくて、重そうなのに軽いというか。
買う前は腐る程ほかの人のレビュー画像やら見てきたのですが、すっきりしていて落ち着いた雰囲気。
ちなみに使っているスタンドはAmazonで買える安いやつ。
レビューもしてます。
横から。いかにも高そうな洗練されたデザインが美しい。
ドライバーユニットの圧倒的存在感。
上部にはメーカーロゴ。ここの素材はプラスチック?
しかし光沢のラメが入ったような塗装で決して安っぽさはない。
スライダーは左右各5センチくらいずつ伸びます。
そして関節部(アーム)は可動域はそこまで広くなく、若干手前側に動く程度。
ヘッドバンドは中央が凹んでいます。
柔らかくも弾力のある丈夫な作りになっています。
イヤーパッドの素材には経年劣化の少ないベロアという素材が使われており、独特な匂いがします。
僕はこの匂いが苦手だ。
ケーブルは左右個別の両出しで、取り外し可能。
交換用ケーブルも販売されているので音の変化を楽しみたい方は購入を検討してみては?
レビュー
使用したアンプはFOSTEXのHP-A4。
他の人のレビューでは、最初は高音が刺さり、エージングで丸くなっていくと書いていた人が多かった。
メーカーでもエージングしてくれって言ってますが、とりあえず適当にラブライブのサントラをかけてみると・・・
なんだこれええええっ
すっげえまったりしっとり!!
きめ細かい音が脳内に叩き込まれる。
ヘッドホンのHD650をついに入手したけどコレやばい!サントラ聴いてると脳がとろけるんですけどおおおお!!エイジング前だというのになんだこのまろやかさ。すげぇクセになるww
— ましろNOTE(中の人) (@mashironote) 2017年4月17日
「まろやか」という表現が一番しっくりくるように思いました。
今まで使っていたAKGやらハイレゾ対応のヘッドホンとはまったく違う音質。
素人でもここまでわかる音の違い。
正直、たまげました。
聴いてると顔がニヤつく。K701は二度と使わなくていいレベル
— ましろNOTE(中の人) (@mashironote) 2017年4月17日
ほんと聴いた直後の僕のツイートです。
もうK701は使うことはない。マジで。
ここまでの力の差があるとは思ってませんでした。
HD650に合っている曲種
個人的に一般アーティストはあまり聴かず、声優やらアニソンやらを聴くことが多いのですが・・・
囁き系、オーケストラ、電子系が凄い。
囁き系というのはアコースティックな楽曲のことで、声優でいうと花澤香菜さんのような歌声はボーカルがめっちゃ近い。ビビりました。
バンド系に関しては、楽器は耳元で軽快に鳴り響きすごく鮮明に聴こえるんですが、その分ボーカルが若干遠くなる・・?
しかし耳疲れせず、エージングを重ねるごとに刺さり具合は本当に緩和されていきます。
またサントラもいくつか聴きましたが、めっちゃ作業が捗ります。
聴き疲れしない音質なので、すーっと耳の奥に流れていきます。
YouTubeですら高音質に聴こえる怖い。
AMSR聴くと耳がとろけます。
追記:
エージング30時間以上でまた違ってきました。
重低音に更に厚みが加わり、ボリューム低めでも充分すべての音が聴こえるように。
100時間超えたらまた追記します。
悪かった点
悪い点としては他の人のレビューの数々にもあった、締め付けの強さ。
使っていくうちに馴染んでいくようですが、とにかく最初は30分聴いていると頭が痛くなってきます。
聴き疲れはしないのに頭の締め付けで疲れてきます。
しばらくはなにかに挟んで緩めてあげないといけませんね。
それ以外は今のところ不満点はないです。強いてあげるならケーブル3mは長いかなと。
PCで聴くのでぶっちゃけ50センチでいいんですけどおおおお!
総評
今のところ今年(2017年)買ってよかったものNo1。
めっちゃ高いけどまったく後悔はない。
ヘッドホンとかイヤホンって高いの買っても実は微妙で「まあ凄いんじゃね」と自分をごまかすことが多いのですが、これは違った。
ここまではっきりと違いがわかるヘッドホンは初めてでした。
どこか特出したところはないのですが、総合的に優れていて、いつまでも聴いていられるそんなまったりとした音質。
これ以上の値段をヘッドホンを買っても結局これに戻ってくる人が多いのもわかる気がします。
誰かにおすすめヘッドホンを聞かれたら、迷わずこう言えますね。
HD650だと。
たぶん来年中にはHD800がウチにあると思う 笑
追記:HD800S買いました・・・
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