SENNHEISER(ゼンハイザー)のフラッグシップヘッドホン「HD800S」をついに購入いたしました!
普通の人から見るとアホじゃないのとかと思われる価格なのですが、自宅でもデスクワークの多いわたしにとってヘッドホンは年間1,500時間は使うほど大切なもの。
そこまで使うならやっぱりヘッドホンはいいもの使いたいじゃないですか。
今までは同メーカー(ゼンハイザー)のHD650をメインで使用していて、これを初めて使った時の感動は今でも忘れられません。
関連圧倒的まろやかさ。ずっと聴いていたい音質のヘッドホンHD650レビュー!
HD650でも十分凄い音なのですが、それよりも何倍もお高いヘッドホンはどれだけ凄いのか。
簡易的にですがHD650の比較しながらレビューしていきたいと思います。
HD800Sの開封・外観
HD650の時もそうでしたが、箱が馬鹿でかい。PS4かな?
付属品は説明書的なものとヘッドホン本体、そして謎のUSBみたいなもの。
以前は2,3万円する純正バランスケーブルも付属していたのですが、最近(2019.3~)別売りになりました・・・。
前の型になるHD800と800Sの大きな違いであるカラー。
こちらはブラックが基調となり、かなりイケメンに。ハウジングの材質はたぶんプラスチック。
シルバーのところはステンレスっぽい。押すとペコっとなる(怖い)。
HD800Sはかなり大きめのイヤーカップを採用しています。
HD650は耳よりやや大きいくらいでしたが、800Sはかなり余裕があるほどビッグ。
完全に耳を覆ってくれるので一切と言うほど耳に負担がかかりません。
よく見るとゼンハイザーのロゴまで刺繍してあるんですね。浮き出た感じになっています。
上部中央にはシルバーメッキで製品名・シリアルナンバー等が刻印されています。
そしてここが長時間ヘッドホンを付けるにあたってかなり大事な部分。
このスポンジ部分ですが、HD650は細くて厚みがあったのに対し、こちらは幅がありやや薄め。
わたしは1日4時間ほどヘッドホンを付けていますが、こちらの方が疲れにくい。
頭に乗る面積が広い方が疲れにくいっぽいですね。
ケーブルは3メートルほどの長さ。
6.35mmのプラグですので、もしDAPで使うようであればこのような変換アダプタが必要です。
HD800Sレビュー
音質・解像度・ボーカルの距離について
今まで使っていたHD650は全体的に音がまろやかだったのに対し、HD800Sは評判通り音がかなり分解(分離)されて聴こえてきます。
一つ一つの楽器が聴きわけやすいといえば分かりやすいでしょうか。
安いヘッドホンは全部まとまって、悪く言えば音が潰れて聴こえるのですが、さすが高級機。パキパキ・キラキラ聴こえます。
HD800やSは音場の広さが売りですが、やはり空間が広いというのは本当。音の奥行きを感じられます。
では多くの人が言っているように実際ボーカルは遠いのか?
これを買う前、多くのレビュー記事でボーカルが遠いと書かれていたため読んで心配していたのですが、言うほどでもないな、と。
個人的意見ですが、ボーカルの近さはHD650とほぼ変わらない。
ゼンハイザーに慣れてるとこれが普通なのかな。
解像度が高いヘッドホンやイヤホンはサ行の刺さりが強いものが多いのですが、HD800Sは刺さりません(耳がいい人はわかりませんが)。
とても聴きやすい音域で、とにかく楽器の音がパナい。
ちなみに、解像度という点に関してはぶっちゃけゼンハイザーのフラッグシップイヤホンIE800のほうが高い気もする。
あれはめちゃくちゃ音が粒で聴こえます。マジです。(コレです↓)
ただIE800はサ行めっちゃ刺さる。
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付け心地
重さは370g。
今まで使っていたHD650は260gなので100g重いんですよね。
ですが驚くことに大型設計の割に重さを感じません。
耳がすっぽりと覆われてジャストフィットするおかげでしょうか。
付けていてもまったく違和感がなく、付け心地は今まで使ってきたヘッドホンでNo1。
なんかYoutubeの音が凄い
ビビったんですが、例えばヒカキンさんとか部屋で撮影している方のYoutube動画あるじゃないですか。
夜中にHD800Sで再生したら最初スピーカーから音鳴ってるのかと思って「やべっ」ってなって。
でもヘッドホン外すとそこから音出てて。
どういうことかというと、音場が広いせいか、声がなんとなく前方から聞こえるんですよ。
まるでスピーカーの音の鳴り方。
HD650ではこうはならなかった。
音楽も凄いのですが、HD800SはYoutubeも劇的に変えてくれます。
ASMRなんかはこれで聴くとマジでヤヴァイので注意(いい意味で)
ダミーヘッドマイク使った動画なんて聴いた日にゃアカンことになるでw
HD800Sでヘッドホン沼を終わらせよう・・・
とにかく最高なHD800S。
しかし簡単にポンと出せる価格ではありません。
ですが、音楽(ヘッドホン)を趣味にしている方は数万円のヘッドホンをいくつか持ってることが多い。
わたしも以前は2~3万円のヘッドホンを買いまくり、2年前にHD650にたどり着きました。
HD650は素晴らしい音で一旦これでヘッドホン沼は終息したのですが、これ以上に凄いと言われているHD800はどんな音がするのだろう・・・。
考えることはそればかり。
で、結局買っちゃうわけですよ。
HD800やHD800Sを買ってしまえば、基本的にはそれ以上に音場の広い高音質のヘッドホンは限られてきます。
下手に中途半端なものを買うよりも良いものを買った方が断然良い選択かもしれません。
わたしはそう思い、1年半ほどHD800S貯金をしまして、ようやく購入に至ったのです。
もちろん各々好きな音は違うと思いますので、ヨドバシなどで試聴してみることをおすすめします。
HD800Sは買うべきなのか
買ったことに対し一切の後悔はありません。
価格はアホですがそれに見合った音は鳴らしてくれる。
使っているアンプ自体高いものではないですが、それでも満足できます。
もし800Sを買うのが難しければ、HD650やHD660Sをぜひ。
それでも高いという場合はHD599(俗にいうプリンちゃん)でゼンハイザーの音を知っていただきたい。
でもたぶんその場合、HD800S買うまで沼にハマるけどね!