先日Canonの最新フルサイズミラーレスEOS RPを予約した話を書いたんですが、やっぱりやめました。
関連【比較】EOS RとEOS RPどっちを買えばいいか迷っている人へ贈る言葉
なぜやめたのか。
今日はキャンセルするに至った経緯などお話していきます。
注意
一応書いておきますが、わたくし初一眼がCanonで10年ユーザーであり、Canonアンチではありません。SONYのカメラを使うのは10年ぶりです
正直RPを誉める点が見つけられなかった
すでにレビューをしている大手サイトもそうだし最新のカメラ雑誌を読んでもそうなんですが、RPの売りポイントを「軽さ」「小型化」くらいしか語っていないように感じました。
そしていつの間にか新型レンズの話へ話題をそらしている。
もちろん軽いものはいいんですよ。小さいは正義だし。
でも案の定小さいが故の小指問題が発生してるし、Canonはそれを見越してエクステンショングリップを用意している。
個人的に大型レンズを付けるのでエクステンショングリップは必須になりそう。前回の記事でも書きましたが、これを付けるなら小型化する恩恵をそこまで感じられず、ならRでいいじゃんとなるんですよね。付けたらそんなにRと重さ変わらなくなるでしょきっと。
どこのサイトもEOS Rと比べてこれだけ小型で軽くなりましたーという比較ばかりで、具体的に他にいい点を挙げているところは全然見つけられません・・・。
ちなみにこれがRとRPのスペック比較です。
EOS RP | EOS R | |
有効画素 | 約2620万画素 | 約3030万画素 |
映像エンジン | DIGIC 8 | DIGIC 8 |
記録媒体 | SD/SDHC/SDXCメモリーカード、UHS-II、UHS-Iカード対応 | SD/SDHC/SDXCメモリーカード、UHS-II、UHS-Iカード対応 |
スロット数 | 1 | 1 |
記録画素数 | 6240×4160(JPEG L/RAW/C-RAW ) 4160×2768(JPEG M) 3120×2080(JPEG S1) 2400×1600(JPEG S2) |
6720×4480(JPEG L/RAW/C-RAW ) 4464×2976(JPEG M) 3360×2240(JPEG S1) 2400×1600(JPEG S2) |
シャッター速度 | 1/4000~30秒、バルブ(すべての撮影モードを合わせて) | 1/8000~30秒、バルブ(すべての撮影モードを合わせて) |
同調シャッター速度 | 1/180秒 | 1/200秒 |
連続撮影速度 | ワンショットAF時:最高約5.0コマ/秒 サーボAF時:最高約4.0コマ/秒 低速連続撮影:最高約2.6コマ/秒 |
高速:最高約8.0コマ/秒 低速:最高約3.0コマ/秒 |
瞳AF | 〇(サーボAF対応) | 〇(サーボAF今後対応) |
測距点 | 最大4779ポジション | 最大5655ポジション |
液晶モニターサイズ | 3.0型(3:2)/TFT式カラー液晶モニター | 3.15型(3:2)/TFT式カラー液晶モニター |
液晶モニタードット数 | 約104万ドット | 約210万ドット |
撮影可能枚数
(ファインダー) |
約210枚(ストロボなし) | 約350枚(ストロボなし) |
撮影可能枚数
(ライブビュー) |
約250枚(ストロボなし) | 約370枚(ストロボなし) |
動画撮影可能時間 | 約1時間40分 | 約2時間20分 |
大きさ | 約132.5(幅)×85.0(高さ)×70.0(奥行)mm | 約135.8(幅)×98.3(高さ)×84.4(奥行)mm |
質量 | 約440g(本体のみ) 約485g(バッテリー、メモリーカードを含む) |
約580g(本体のみ) 約660g(バッテリー、メモリーカードを含む) |
外装材質 | 特殊導電性繊維入りポリカーボネイト樹脂 | マグネシウム合金 |
もちろんRとRPはマーケティングで狙っている層が若干違いますし、エントリー機として発売するので性能で劣っているのは普通だし、その分価格差も多少あります。
ですがその価格を埋める要素が軽さだけなら、やはり自分の求めているカメラとはちょっと違うんです。
キャンセルを決意した決定的なレビュー
今日発売のカメラ雑誌にEOS RPについて載ってたけど、これ読むと買う気が萎えてきたぞ…
マジでα7ⅲ買おうかな… pic.twitter.com/rfgi4CCUvq— MiD (@mashironote) 2019年2月21日
某カメラ雑誌の一文ですが、レフ機しか使ったことのないわたしがミラーレス機で楽しみにしていることのひとつがEVF。
デジタルのファインダーでの撮影に期待していたのですが、こんなことを書かれると「うーん」状態に。
確かRでもなんかこんなこと言われてましたよね。明度は設定で直るような記事もどこかで見た気がしますが、
ちょっとめんどくさいなぁって。
α7ⅲはお店で触った感じカクつくこともなかったし明度も変わらなかった。ファインダー内のプレビューも撮った直後に出ていて特にストレスになるような感じではありませんでした。
α7ⅲのほうが優れている部分
注意
本来はEOS Rと比べる要素ですが、もしわたしのようにα7ⅲとRPを買うかで悩んでいる人がいたらということで比較します
RPよりもα7ⅲのここが気に入ったという箇所だけピックアップしました。
EOS RP | α7ⅲ | |
連写撮影 | ワンショットAF時:最高約5コマ/秒 サーボAF時:最高約4コマ/秒 |
Hi+:最高約10コマ/秒 |
シャッタースピード | 1/4000~30 秒 | 1/8000~30 秒 |
撮影枚数 | ファインダー使用時:210枚 液晶モニタ使用時:250枚 |
ファインダー使用時:610枚 液晶モニタ使用時:710枚 |
ボディ内手振れ補正 | × | 5軸手ブレ補正 |
カードスロット | シングル | デュアル |
瞳AF | 〇(α7ⅲより精度低め) | 〇 |
画素数、バリアングルモニター、重量などはRPの勝ちですが、わたしはそのあたりは特に気になりません。
そもそも軽いと言われているRPですが、軽いカメラとして存在できるのはRFレンズを使っている場合のみ(それもLレンズ以外)。
RPはセットのマウントアダプター(130g)を付けた時点で570gになり、α7ⅲ(565g)と変わりません。
※本体のみ重量
また、やはりRPのバッテリーの持ち具合は250枚と割とやばめ。α7ⅲの約3分の1。
さらに連写は7ⅲの方が倍早いしボディ内手振れ補正付き。デュアルスロットときた。
また瞳AFの精度がα7ⅲのほうが優れている。
このあたりの違いだけでα7ⅲがとても魅力的なカメラに見えてきます。
メモ
そんなわけで二足ほど遅れてα7ⅲを購入
α7シリーズの新型周期は2から3年ほど。
ⅲが出てまだ1年なので、新型が出るまで最低でもあと1から2年はかかるはず。
ちょっと微妙な評価のEOS Rや下のモデルのRPを買って後悔するなら、絶賛されているα7ⅲを買ってしまおうと勢いでRPの予約をキャンセルして購入。
ちょっと違うメーカーにもチャレンジしてみるぞ。
あぁ^~最高なんじゃあ~
やだカッコイイ///
カスタマイズボタンの多さにも驚き。めっちゃ細かく自分好みにいじることができます。
RPは既存のボタンの割り当てをカスタムすることはできるものの、独立したカスタム用のボタンはないんですよ。
α7ⅲはカスタムボタン4つ+Fnキーに何個もセットできる。
そして現わたしのようなCanonユーザーも、EFマウントレンズをマウントコンバーターを使えば使用できるので、今までのレンズも無駄になりません。
わたしのメインレンズSIGMAの24-105mmも問題なく作動しました。
さいごに
とりあえずまだ1日撮影した触り段階なので、今後の記事でレビューしたいと思います。
とりあえず今言えることは、別メーカーにすることに対する不安はあったものの、一瞬で慣れるってことですかね。
ごめんよCanon・・・。
(6d2はサブ機になりました。)