通学、通勤、ランニング。
街を歩いてみると、多くの人が様々な「時」「場所」で音楽を聴き、音楽と共に生活している様子を観察することができます。
わたしもその一人。
徒歩で買い物に行く時、外で仕事をする時には必ず「音楽」が一緒にいます。
最近では完全独立型ワイヤレスイヤホンが普及し始め、より一層外で音楽を聴く人が増えてきた印象です。
さて、みなさんは外で音楽を聴いている時、突然後ろから自転車や車が現れてヒヤリとしたことはありますか?
その原因の一つは、外部の音が聞こえていないことにあります。
外部音取り込み機能の付いたイヤホンでも、人や車が近づいている音は意外とわからないものです。
それはやはり耳が塞がれているから。
今回ご紹介する「AfterShokz Aeropex(公式サイト)」は、骨伝導ヘッドホン。
耳を一切塞がないため、音楽を聴きながらでも周囲の環境音(車の音や、緊急車両のサイレンなど)をしっかり聞き取ることができ、安全に移動することができます。
これを実際に使用してみたので、骨伝導で音楽を聴くのがどうなのかレビューしていきます。
PR記事
AfterShokz Aeropex レビュー
特徴
今回レビューする骨伝導ヘッドホン「AfterShokz Aeropex」。
AfterShokzの製品は初めて使わせていただきますが、なんとこのヘッドホンは日本最大級の『オーディオビジュアルアワードVGP2020』の「骨伝導ヘッドホン」部門において、金賞を受賞。
特徴
- 従来モデル「Trekz Air」から30%の小型化と13%の軽量化
- 音漏れを50%改善
- 8時間のバッテリ駆動
- IP67準拠の防水機能
- PREMIMPITCH 2.0+(低音の質向上)
- チタンフレーム
従来モデルから様々な改善が行われているようですね。
防水性能はIP67(粉塵が内部に侵入せず、一定の水圧で一定時間(30分間)水中に浸けても有害な影響がない)で水洗いや水没まで対応。
スポーツをする時に最適なヘッドホンと言えます。
スペック
基本スペック
電池 | リチウムポリマーバッテリー |
バッテリー駆動時間 | 最大8時間 |
待機時間 | 最大10日 |
充電時間 | 2時間 |
重量 | 26g |
防水規格 | IP67 |
Bluetooth | Bluetooth® v5.0 |
開封
「BE OPEN」という文字に歓迎され開封。
まず箱がおしゃれ。内部がつや消し写真になっていてこれもカッコいい。
この箱の端がマグネットになっているのが開封時の興奮を高めてくれました。
先程の状態からもう一回箱を開くと本体が登場。
いつ本体出るの? という焦らしタイムは素晴らしい。
こちらがヘッドホン本体。
今回紹介するのはルナグレイ。この他にもカラーが用意されています。
カラー展開
付属品
- 本体
- マグネット充電ケーブル ×2
- シリコンゴムの収納ケース
- イヤープラグ(耳栓)
- ユーザガイド(日本語を含む12言語対応)
- 保証書(2年保証)
シリコン製のケースが付属していました。
蓋の部分がマグネットになっていることにこだわりを感じます。
※写真だと緑がかって見えますが、実際は濃いめのグレーです
専用の充電ケーブルも付属(それも2本)。
マグネット式になっていて、本体との接続がとても簡単です。
充電中は充電コネクタ付近が赤く点灯し、終了すると青く点灯します。
外観
今回紹介している「ルナグレイ」はグレーとホワイトのツートンカラーになっていてとても可愛らしいデザイン。
肌触りがとてもしっとりとしていて、よくある光沢があるプラスチック感はありません。
それにしても軽い。
26gというヘッドホンとしては驚きの軽さです。
サイドには控えめなメーカーロゴ。
ロゴは左右どちらにも付いています。
接続方法
step
1音量ボタンを長押し
電源OFF時に音量ボタン「+」を5秒長押しするとペアリングモードになります。
step
2Wi-Fi設定画面
スマホなどデバイス側のWi-Fi設定画面を開き、表示された「Aeropex by AfterShokz」を選択(画像はiPhone)。
それだけで設定完了です。
操作方法
使い方
機能 | 操作方法 |
電源オン | 音量ボタン(+)2秒長押し |
電源オフ | 音量ボタン(+)3秒長押し |
ミュート | 通話時に(+)(-)2秒長押し |
イコライザー切り替え | 音楽再生中に(+)(-)3秒長押し |
バッテリー残量確認 | 音楽停止時に(+)(-)どちらかを1回押す |
音量調整 | 音楽再生時に(+)(-)を押す |
この大きめのボタンが「マルチファンクションボタン」。
使い方
機能 | 操作方法 |
音楽再生/一時停止 | 1回押し |
次の曲にスキップ | 音楽再生時に2回押し |
前の曲にスキップ | 音楽再生時に3回押し |
電話に出る | 1回押し |
電話を切る | 1回押し |
現在の電話を切って2つ目の着信に出る | 通話時に2秒長押し |
通話を拒否 | 着信時に2秒長押し |
音声ダイヤル | 2秒長押し |
最後に発信した番号をリダイヤル | 音楽停止時に2回押し |
どちらのボタンも押しやすい位置にあり、操作感は良好です。
装着イメージ
🏃ランニングで気をつけていること🏃
夏はもちろん、冬でも水分補給をしっかりしてから走ります。厚着をすると、思っている以上に少し走るだけでも汗をかくから、水分補給は書かせません。
By長谷川雪江 #ShokzStarJP pic.twitter.com/rHNGZYYKQK— AfterShokz (@AfterShokzJapan) 2019年11月30日
ランニングは私のライフスタイルの一部として、もはや欠かせないものになっています。
走っていなければ、今のはわたしは存在していなかったことでしょう。ランニングへの感謝の気持ちでいっぱいです。
———Lisa #ShokzStarJP pic.twitter.com/BN4RGLCMAa— AfterShokz (@AfterShokzJapan) 2019年12月17日
AfterShokzの骨伝導ヘッドホンなら、大自然の音🌴とお気に入りの音楽♪を同時に味わうことができます。あなたも体験してみませんか❓ pic.twitter.com/F7j0v5zVkw
— AfterShokz (@AfterShokzJapan) 2019年11月15日
「挑戦することには大きなリスクが伴い、自分自身に負けそうな時も多々あります。しかし、だからこそ達成したときの素晴らしさを実感できると信じ、毎日の練習に真摯に打ち込んでいます。」——大谷遼太郎 #ShokzAthleteJP pic.twitter.com/fWVamn8Npf
— AfterShokz (@AfterShokzJapan) 2019年10月16日
音質
最初にこの骨伝導ヘッドホンで音楽を聴いて思った感想は、「面白い」。
耳につけていないのに耳付近から音がする。
骨の振動で音を伝えているということらしいのですが、振動は音量をかなり上げない限り伝わってこず不快感はゼロ。
振動が気になるようであれば、イコライザーを切り替えると収まります。
音質はボーカルの声、ピアノや弦楽器の音がとてもクリアではっきりくっきり聴こえる。
高音域もそこそこ拾ってくれていて、中高音域に関してはそこまで不満はありません。
ただし耳にダイレクトに音が入ってくる普通のイヤホンと比べ低音はほぼ無いので迫力には欠けます。
といっても骨伝導ヘッドホンは家で本格的に音楽を聴くというよりは「ながら聴き」に重点を置いた製品ですので、迫力はそこまでいらないはず。
中高音がしっかり出ておりノイズも一切ないので個人としては十分な音だと思います。
音漏れ
まったく音のしない屋内で音楽を流しながら外してみました。
音量はiPhoneだと中間よりやや上。
その場合、「シャカシャカ」と聞こえてきますが、ボーカルの声まではあまり聞こえてこない。
シャカシャカ音はそこまでうるさくはないのですが、静かな環境だと確実に音自体は漏れてますので、周囲に気を配るような場での使用は避けるのが良いでしょう。
しかし外で使うなら話は別。
無音の屋内で音漏れがこの小ささなら、歩きやランニング時にはまったく問題なく使用できると思います。
付け心地
初の骨伝導ヘッドホンだったため最初はどう付ければよいのか迷いましたが、耳に引っ掛けるように付けるだけでフィットすることに気づきました。
それ以降の取り付けはすんなりいったので、慣れることも不要なくらい簡単にセットできます。
26gの軽量ボディということもあって、本来ならば重心が後ろにいくはずがそれもまったくない。
付けているのを忘れるくらい、本当に軽すぎる。
また、「ラップランドチタンフレーム」という形状記憶素材を使用していて、ずれ落ちる心配もありません。
このようにぐにゃりと曲がるほどの耐久性も備えられています。
ちなみに
長時間付けていても痛みなどがなく、ストレスフリー。
側圧もほぼないため圧迫感も感じません。
AfterShokz Aeropex レビューまとめ
こんな方におすすめ
- ウォーキング、ランニングが趣味・日課
- 徒歩での通学、通勤の方
- 子育て中など外部音が聴こえたほうが良い方
これを使う前のわたしの骨伝導ヘッドホンの勝手なイメージは「ラジオっぽい」とか「ノイジー」でしたが、このAfterShokz Aeropexを付けてイメージが一変しました。
とてもクリアな音に驚かされましたし、なによりここまで軽くて装着感がないものだとは思いませんでした。
最近徒歩での移動時は、SONYのワイヤレスイヤホン「WF-1000XM3」で外部音取り込みモードを使用していました。
しかし風のボワボワ音や自分の呼吸音も聞こえてきて、このモードでも意外と外で使うと危ないかもしれないと感じています。
この骨伝導ヘッドホンならそのような外での使用での危険もかなり軽減されるはず。
耳が塞がっていないですからね。
これからはこのAeropexがわたしの生活の一部になり活躍してくれそうです。
以上、AfterShokz Aeropexのレビューでした。
ちなみに2年保証も付いていますので安心して使用できますよ。